砂防管理情報センターによる砂防情報の管理

砂防管理関係情報の適切な保管と有効活用

　当機構は、砂防関連情報の適切な管理と活用支援を目的としてSabo D-MaC（Sabo Data Management Center：砂防管理情報センター）の専用オペレーション室の設置と砂防情報管理システムの構築を行い、都道府県等が所有する情報を複製保管させていただき、バックアップする業務に取り組んでいます。

 

　Sabo D-MaCで構築したシステムでは、土砂災害警戒区域等に関するデータも含め、お預かりしたデータをチェックし、都道府県別の専用外付きハードディスクに保管するため、貴重なデータが確実にバックアップされるとともに、ウィルスやシステム障害等から大切なデータを守ることができます。

 

　また、大規模災害の発生等により、当機構が保管しているデータが必要となった場合は、ハードディスクを直ちに持参することが可能ですし、インターネットにより必要なデータを提供することも可能です。

 

　当機構は、これらの砂防関連情報を適切に“保管”する業務に、公益事業として“無償”で取り組んでいます。

 

　また、当機構 Sabo D-MaCのWeb配信サーバーを使って、365日24時間体制で土砂災害警戒区域等の情報を各県砂防課ホームページにリンクさせてインターネット配信する業務も実施しています。

 

 

砂防関連情報保管ハードディスク（上） Sabo D-MaC（オペレーション室）（下）

 

　当機構は、これまでに32の都道県（平成26年8月1日現在）と覚書を締結し、各都道県砂防担当部局が保有する砂防基盤図関係電子データを無償でバックアップ保管するサービスを実施してきました。また、直轄砂防担当事務所の砂防関連電子情報もバックアップ管理（平成26年8月1日現在10事務所）しています。

土砂災害警戒区域等Ｗeb配信システム

　土砂災害警戒区域等の情報を住民、市町村等に向けてインターネットで配信するシステムです。土砂災害警戒区域等管理システムを導入頂いている7都道府県に導入頂いております。本システムで利用するサーバ、アプリケーション等は、当機構のSabo D-Mac内で管理しています。