砂防の技術・管理に関する研究会

「砂防の技術・管理に関する研究会」の設置について

 今後、激甚化する土砂災害に対して、砂防における調査~維持管理、指定地管理、警戒避難、流域管理等に関する技術等を進展させ、さらに効果的な問題解決につなげるため、これからの山地流域における砂防に関する技術や管理の在り方について研究を行うため、「砂防の技術・管理に関する研究会」を設置しました。

 

委 員:15名(五十音順)

 

 五十嵐勇気((一財)砂防・地すべり技術センター砂防部技術課課長代理)

 岩男忠明(国土交通省水管理・国土保全局砂防部保全課土砂災害対策室長)
◎植野利康(国土交通省水管理・国土保全局砂防部保全課砂防施設評価分析官)

 大山誠(国土交通省水管理・国土保全局砂防部砂防計画課土砂災害防止技術推進官)

〇越智英人(国土交通省水管理・国土保全局砂防部砂防計画課砂防計画調整官)
 熊澤至朗(国土交通省水管理・国土保全局砂防部保全課土砂・洪水氾濫対策官)
 小林拓也((一財)砂防・地すべり技術センター総合防災部技術課課長代理)
 佐光洋一((一財)砂防フロンティア整備推進機構企画調査部次長)

 佐藤義則(国土交通省水管理・国土保全局砂防部砂防計画課砂防管理支援室長)
 田村毅(国土交通省国土技術政策総合研究所土砂災害研究部長)
 千葉幹((一財)砂防フロンティア整備推進機構研究第一部主任研究員)
 枦木敏仁((一財)砂防・地すべり技術センター火山防災部部長)

 水野正樹(国立研究開発法人土木研究所土砂管理研究グループ長)
 山越隆雄(国土交通省水管理・国土保全局砂防部砂防計画課地震・火山砂防室長)
 山本悟((一財)砂防フロンティア整備推進機構理事長付部長)

◎:座長〇:副座長

事務局:(一財)砂防・地すべり技術センター
    (一財)砂防フロンティア整備推進機構

 

第1回(R5.10.18)議事内容
 国土交通省砂防部砂防計画課長より「砂防を取り巻く行政の現状」について講話をいただきました。

 

第2回(R6.3.6)議事概要
 砂防事業のあり方について、主に以下の項目について意見交換しました。

・大規模現象(大規模地震、火山噴火、天然ダム)への対応

・砂防指定地の指定と管理

 

 また、今後、特定のテーマについて掘り下げた議論を行うために、分科会を設置することにしました。当面、「能登半島地震により生じた地すべり、河道閉塞への対応」、「砂防関係の費用便益マニュアル(案)の改定に向けたデータ収集・整理」、「河床変動計算に係る計算技術の検討」について、対応を進める予定です。
 
3回(R6.5.30)議事内容

 前回設置が決定した分科会の開催報告をしました。分科会における調査・研究等により一定の成果を得たものについては、5月に開催された砂防学会研究発表会において発表しました。

 また、第2回に引き続き、砂防事業のあり方について、主に以下の項目について意見交換しました。

  ・「予測技術」を活用した、地震発生時の斜面崩壊の集中箇所や天然ダム形成箇所の予測の可能性など

  ・「省人化」のための、砂防構造物の自動施工に関すること

 
分科会報告(R6.9.9)
 「砂防構造物分科会」は、STCが自主研究で取り組んでいる「土砂・洪水氾濫対策工」「応急対策工」について、水理模型実験(令和6年8月22日、9月4日)を視察し、主に以下の項目について意見交換を行いました。
 ・施設形状や流量の違い、堆砂の有無によるコンクリートスリットの堰上げ状況について
 ・効果的な土砂・洪水氾濫対策工の構造について
 ・発災後に迅速に施工できる応急対策技術について