今後、激甚化する土砂災害に対して、砂防における調査~維持管理、指定地管理、警戒避難、流域管理等に関する技術等を進展させ、さらに効果的な問題解決につなげるため、これからの山地流域における砂防に関する技術や管理の在り方について研究を行うため、「砂防の技術・管理に関する研究会」を設置しました。
◎:座長 〇:副座長 令和7年10月1日時点
氏名 | 所属 | 役職 | |
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◎ | 佐藤 保之 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 保全課 | 砂防施設評価分析官 |
〇 | 吉村 元吾 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課 | 砂防計画調整官 |
山越 隆雄 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課 | 地震・火山砂防室長 | |
西尾 祐香 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課 | 砂防管理支援室長 | |
藤村 直樹 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課 | 土砂災害防止技術推進官 | |
森下 淳 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 保全課 | 土砂災害対策室長 | |
大山 誠 | 国土交通省 水管理・国土保全局 砂防部 保全課 | 土砂・洪水氾濫対策官 | |
桜井 亘 | 国土交通省 国土技術政策総合研究所 | 土砂災害研究部長 | |
水野 正樹 | 国立研究開発法人 土木研究所 | 土砂管理研究グループ長 | |
五十嵐 勇気 | (一財)砂防・地すべり技術センター 砂防部 技術課 | 課長 | |
小林 拓也 | (一財)砂防・地すべり技術センター 総合防災部 技術課 | 課長代理 | |
枦木 敏仁 | (一財)砂防・地すべり技術センター 砂防部 | 部長 | |
佐光 洋一 | (一財)砂防フロンティア整備推進機構 企画調査部 | 次長 | |
千葉 幹 | (一財)砂防フロンティア整備推進機構 研究第一部 | 次長 | |
山本 悟 | (一財)砂防フロンティア整備推進機構 | 理事長付部長 |
(組織順)
氏名 | 所属 | 役職 |
---|---|---|
冨田 陽子 | (一財)砂防・地すべり技術センター 企画部 | 部長 |
蒲原 潤一 | (一財)砂防フロンティア整備推進機構 研究第二部 | 部長 |
植野 利康 | (一財)砂防フロンティア整備推進機構 | 理事長付部長 |
第1回(R5.10.18)議事内容
国土交通省砂防部砂防計画課長より「砂防を取り巻く行政の現状」について講話をいただきました。その内容をもとに、砂防のこれからの展開について、気候変動、人口減少社会、豪雨・地震に伴う大規模な土砂災害、防災まちづくりなどの観点から意見交換しました。
第2回(R6.3.6)議事概要
砂防事業のあり方について、主に以下の項目について意見交換しました。
・大規模現象(大規模地震、火山噴火、天然ダム)への対応
・砂防指定地の指定と管理
前回設置が決定した分科会の開催報告をしました。分科会における調査・研究等により一定の成果を得たものについては、5月に開催された砂防学会研究発表会において発表しました。
また、第2回に引き続き、砂防事業のあり方について、主に以下の項目について意見交換しました。
・「予測技術」を活用した、地震発生時の斜面崩壊の集中箇所や天然ダム形成箇所の予測の可能性など
・「省人化」のための、砂防構造物の自動施工に関すること
「砂防構造物分科会」は、STCが自主研究で取り組んでいる「土砂・洪水氾濫対策工」「応急対策工」について、水理模型実験(令和6年8月22日、9月4日)を視察し、主に以下の項目について意見交換を行いました。
・施設形状や流量の違い、堆砂の有無によるコンクリートスリットの堰上げ状況について
・効果的な土砂・洪水氾濫対策工の構造について
・発災後に迅速に施工できる応急対策技術について
第4回(R6.9.19) 議事内容
第3回に引き続き、砂防事業のあり方について、主に以下の項目について意見交換しました。
・「土砂災害警戒区域の指定基準を満たさない区域」で土砂災害が発生している事例を受けて、指定基準の見直しに関すること
・「中長期計画」における事業マネジメントに関すること
第5回(R7.1.23)議事内容
第4回までの議論を踏まえ、「砂防事業評価」「土砂災害警戒区域外で発生する土砂災害」「土砂・洪水氾濫対策工」「砂防施設の管理」などについて現場の実情を踏まえた意見交換を行いました。
第6回(R7.6.24) 議事内容
①砂防指定地のあり方について、主に以下の項目について意見交換しました。
・砂防指定地の管理について
②大規模土砂災害時の緊急対策について、主に以下の内容について意見交換しました。
・地震、降雨に対する危機管理、緊急対応のための資材の備蓄などについて
分科会報告(R7.9.16)
「大規模土砂災害危機管理計画分科会」は、能登半島地震対応に関する座談会を令和7年9月16日に開催しました。
第7回(R7.9.26)
1.「土砂・洪水氾濫対策工」について、砂防・地すべり技術センターが開発した工法(ダブルスリット、遊砂地工)の情報を共有しました。
2.山腹工や都市山麓グリーンベルトなど、砂防が実施している緑化や緑地保全に関わる事業の効果
について議論しました。